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山梨県議会議員  自由民主党・創明会「鈴木 幹夫」公式ホームページ

●平成30年12月定例会 土木森林環境委員会

指定管理者の指定の件(山梨県立八ヶ岳自然ふれあいセンター)について

 鈴 木 関連してちょっと聞くんだけど、キープ協会がどうこうじゃなくてね、普通考えて、例えば指定管理をするについては応募がキープ協会だけだった。考えるとね、収支というものは、この八ヶ岳だけを見ると、ここで見てあまりうまくいってないのかなという感じもするんだけど、それはどうなのかね。

 みどり自然課長 先ほどの答弁と一部重複するところがあるかもしれませんが、やはり公益財団法人として、収益部門と公益部門があって、その中で対応しているということで、その部分が収益性という意味において評価が低かったと理解しております。繰り返しになりますが、委員さんの中の公認会計士さんからも、経営基盤には問題ないという御報告もいただいておりますので、今回、候補者として選定させていただいたところでございます。

 

 鈴 木 例えば、自分が指定管理者の立場でものを考えると、普通、よければほかでも、ここやりたいなと、こことりたいなと思う業者って出てくると思うんだけど、今まで見ると、委託料にしても減額かな、そういうことを見るにつけてね、さっき宮本委員が言ったけれども、要は経営状態が悪くなった場合、それはどこかからキープ協会が補塡をしているかどうかは知らないけれども、そういう場合に委託料の減額とかも考えなきゃならんのかなということがあるんだけど、魅力的でないからキープ協会だけがやっているような感じもちょっとするんだけど。普通、魅力があれば、別の会社がやりたいとか思うはずなんだけど、その辺はどうなのかね。

 

 みどり自然課長 今回、八ヶ岳ふれあいセンターはキープ協会のみが手を挙げてきたというところがございますが、指定管理が導入される前から実はキープ協会のほうで八ヶ岳ふれあいセンターについては管理運営を行っておりまして、やはり運営のノウハウが非常に蓄積されているというのと、地理的にキープ協会が運営します清泉寮がございまして、地理的、施設管理の面で非常に優位性もあるということからキープ協会のほうで手を挙げてきたと。現在、指定管理において管理運営が適切に行われているということで新規参入者も少なかったかなと考えているところでございます。

 

指定管理者の指定の件(山梨県森林公園金川の森)について

 鈴 木 ちょっと聞きますけれども、指定理由のところでね、これを見ると、地域や周辺施設との連携とかいろいろあるけれども、評価されている具体的な内容を聞きたい。

 

 県有林課長 候補者のcowshi金川の森パートナーズは、峡東地域全体のにぎわいやふれあいの場を創出していこうというのが基本方針の一つとなっておりまして、具体的な提案の中では、地域と医療機関等と連携した健康増進プログラム、あるいは地元の商工会、観光団体と連携してさまざまなプログラムを実施していこうという点と、現在の施設案内板をさらに充実をするということと、管理事務所内の受付カウンターをリニューアルいたしまして、利用者のコミュニケーションを図りやすくするなどの提案が行われ、利用者の増加とサービス向上ができる独創的かつ新規性のある事業等の提案があった点が評価されたものでございます。

 

 鈴 木 大体わかりましたけれども、4法人の役割があると思うんだけど、その役割はどのようになっているのか。それから、その4法人の実績はどうなのかね。

 

 県有林課長 今回の共同体は4団体で構成されておりまして、まず、代表者である一般社団法人山梨県木材協会につきましては、管理運営業務の全体の統括をしていく。株式会社七保は、事業実施における地域との連携を強化するという部分で、地域との連携や調整を図っていく。株式会社馬場設計は施設の保全、維持管理計画の企画の調整をしていく。株式会社富士植木につきましては、施設や緑地の維持管理を主なものとしてやっていきますが、4団体が共同して取り組んでいくということもいただいております。管理実績というところですが、公園と施設等の管理実績で言いますと、株式会社富士植木が県外の川崎市や群馬県等におきまして指定管理者の構成員としての実績がございます。

 

 鈴 木 わかりました。現在の指定管理者からの引き継ぎ等があると思うが、その辺はスムーズに行われる必要があると思うんだけど、どうなのかな。

 

 県有林課長 まず、現在の指定管理者におきましては、県との協定の中に、管理業務は遅滞なく円滑に実施されるよう、後任の指定管理者に対し業務の引き継ぎを行わなければならない、こういう約束になっております。その引き継ぎの内容につきましても、県と協議をして決定するという流れになっております。県といたしましても、新たな指定管理者の業務が円滑に開始できるよう適切な引き継ぎに向け、積極的に関与してまいりたいと思っております。

 

 鈴 木 最後になるけれども、いろいろなイベント、それからアクセスもいいんだよね。年間で非常に多くの人が利用されている魅力のある公園だと思うんだけど、提案される内容を確実に実行させるということと、利用者のサービスの向上につながる今回の指定管理の選定だと思うが、県は候補者に対してどのような指導をこれからしていく予定があるのかどうか、その辺を最後に聞いておきます。

 

 県有林課長 今回の候補者につきましては、先ほど御説明したとおり、独創的で新規性のある提案がなされております。これが委員がおっしゃるとおり確実に実行されていくということが県としても重要であると認識をしております。

候補者と県におきましては、まず提案内容が確実に履行されるよう協議をした上で、11月に仮協定を結んでおります。今後につきましては、指定管理者が年度ごとに作成します事業計画書、この内容をきちんと県において精査を行った上で、これは県が承認を行うということになっていますので、その承認を行う。指定管理期間中においては、施設の管理運営上、定期的に状況を把握、検証をし、必要な改善指導を行うモニタリング、これは全指定管理について行っておりますが、これを適切に実施して、提案内容が履行されるよう努めてまいりたいと思っています。

 

指定管理者の指定の件(山梨県笛吹川フルーツ公園)について

 鈴 木 関連質問をさせてもらうけれども、指定管理者を山梨市とJAフルーツ山梨で株式会社をつくって、これまで4年間、私は甲州市で、古屋委員は山梨市で、応援してきたんだよ。私も甲州市でありながら、山梨市がやるんだということで、すばらしいことだなと思っていたんだけど、単なる外部の選定委員で、これは逃げ道かもしれんけど、決めましたと。実際、山梨市にしてみると、何だと。これを言われたのは古屋議員ばかりじゃなくて、俺も言われているんだよ。こういう選定の仕方の中にあって、県は4年間、どんな指導してきたんだ。

 

 県土整備部長 今指定管理期間中の指導ということでございますけれども、前回、指定管理者として選定されていたときの計画書等に基づいて適切な管理ができるか、また、よりよい公園管理ができるようにということで毎年モニタリング、また、面談調査等をしてきました。

 

 鈴 木 考え違いがあるかもしれんけど、要は、一業者だ。山梨市とかが会社をつくって、少なくとも企業努力してきたわけだ。さっき言ったように、0.8ポイントの点差であるかしれないけど、県の施設の中の、例えば体育協会とかの説明では、今までの実績を培ってと言っているじゃない。この4年間で失敗したことがあるかい。ないだろうに。じゃあ、実績ポイントとか、そういうものを考えたことはないのかい。点数入っているのか。

 県土整備部長 今指定管理期間中の指導ということでございますけれども、前回、指定管理者として選定されていたときの計画書等に基づいて適切な管理ができるか、また、よりよい公園管理ができるようにということで毎年モニタリング、また、面談調査等をしてきました。

 

 鈴 木 考え違いがあるかもしれんけど、要は、一業者だ。山梨市とかが会社をつくって、少なくとも企業努力してきたわけだ。さっき言ったように、0.8ポイントの点差であるかしれないけど、県の施設の中の、例えば体育協会とかの説明では、今までの実績を培ってと言っているじゃない。この4年間で失敗したことがあるかい。ないだろうに。じゃあ、実績ポイントとか、そういうものを考えたことはないのかい。点数入っているのか。

 

 県土整備部長 今まで指定管理を行っていた団体の努力あるいは実績というものが評価されないのかという御質問であると思いますけれども、指定管理者制度は公共サービスの水準の確保という要請に応える最も適切なサービスの提供者をサービス内容などの企画提案及び価格の競争によって指定管理者を選定するものであります。現在の指定管理者は、一定期間施設を管理運営しているために、今回の提案に当たってもこれまで蓄積されたノウハウや実績等を十分踏まえた提案をされていると思います。それに対して適切な評価がなされたというふうに考えております。

 

 鈴 木 プロパーさんがいいとか悪いとか、そんなものは未知のことだよな。はっきり言って。今までの実績を加味しているなんて、加味はしてないじゃないか、これは。実際。それから、山梨市がやるものに対しての協力は山梨県は何もなかったんだ、今まで。その採点結果見て、これでいいってゴー出したんでしょう。これで。そんなことおかしいよ。県土整備部長、どう思うね。今までの受託者があれだけやって、あるいは生産者とかシルバー人材センターも一体となってきてやったものを結局なくしたんだよ、山梨県は。こんな選定は、これはうまくないと前々から思っていたけど、ただ選定委員会へ投げて、いいか悪いか判断して、0.8ポイント差で、おたくはもうおしまいになりました。株式会社がしていた努力というのはわかっているはずだと思うけれども、単なるこんな株式会社をつくっているわけじゃねえんだよ。従業員からそうなんだよ。

そういうことを選定基準に、やっぱり頭の中に入れておいて、体育協会の選定では培った何とかがあったって言ったけど。こちらの4年間の培ったことを理解しているかい。理解なんかしてないからこういうことになるんだよ。だから、ただ単に外部の選定委員会だけで決めたからいいってもんじゃないと思うよ。県土整備部長、今は俺、何も言わんけど、こういうのは考え方を変えてやっぱり選定しないと、結局は地域の疲弊につながることになるんだよ。俺ら、山梨市じゃないけどそれわかるんだよ。全体を巻き込んでるから。そういうものは一切考えてないと思う。どう思うね。

 

 県土整備部長 ただいまの御質問にお答えさせていただきたいと思います。いろいろな公共施設、指定管理の制度を採用しているわけでございますが、都市公園につきましては、まさに今、委員が御指摘のとおり、地域に密着しつつ公園としての効用を最大限発揮させるというのが、そもそも公園という性格からいって非常に大事であるというのは委員御指摘のとおりだと思っております。

そういう中で、指定管理という制度を導入した当時の背景、あるいはその考え方として、いわゆる県庁ではない、外部のよりよい知見、ノウハウ、そうしたものを活用するという、そうした考え方で始まったものでございますが、当然ながら、今回、候補者とならなかった山梨市フルーツパーク株式会社さんにおかれましても、これまでの運営の実績等の中で、それに基づいた提案がなされていたと私も理解しておりまして、ただ、比較をしたときに他方のほうがやや優れているところがあったと、そういう結果になったと理解しているところでございます。

そうは言いながらも、できるだけいろいろな幅広い視点で、よりよい公園サービスを県民の皆様、地域の皆様に提供できる、そうした体制を図る上でも、指定管理者の選び方というのは、我々県庁全体としてもいろいろ不断の努力はしていかなければならないと思っておりますので、今回、30者ぐらいが指定管理者になられておりますが、こうしたことを我々もいろいろと経験、教訓を踏まえながら、よりよい指定管理者の選び方、これについては次期の指定管理期間中においてもさまざまな研究は続けて、改善につなげていきたいと、このように考えているところでございます。以上でございます。

 

 鈴 木 言うことはわかるけれども、いずれにしても、今これをどうしろとは言える問題じゃないけれども、要はこれからいろいろな指定管理があるかもしれない。でも、その指定管理の中で市町村がかかわるものも出てくると思う。お金持ちの一般の企業と勝負して勝てるわけない。いやいや、本当なんだよ。だから、やっぱり努力を認めてやるにはどういう方法でその選定をしていくかということも改めて考えないと、やはり今回みたいなことになる。私は甲州市だけど、本当に残念だ。

ちょっとそれだけで、まあ、部長が言ったからそれでいいんだけど、次はやっぱりこういうことのないように、選定基準、選定のやり方、これを決めていかなきゃいかんと思う。まだ何か言いたい人がそこにいるから、これで俺は終わるけど。

 

●平成30年12月定例会 代表質問

●平成30年9月定例会 土木森林環境委員会

繰越明許費について

 鈴 木 午前中にも土木の関係であったんだけど、繰越明許費の話で、今回の繰越明許費の計上をしている中で、森林環境部において公共事業の執行目標があると思うんだけど、その辺はどのように考えて、ここに計上しているのか。

そして、もう一つは、実際にどの程度執行しているのかお伺いをまずしたいと思います。

 治山林道課長 森林環境部における公共事業、特に治山林道工事が主なものになりますけれども、そこの工事箇所については主に山間奥地を対象としておりますので、施工が冬季になると困難ということもありまして、早期発注に努めているところであります。今年度の目標につきましては85%の執行目標としているところでございます。

もう一つ、実際の執行でございますけれども、9月末現在で目標を上回る90%ほどの執行となっております。上半期の目標が、すいません、85%としております。実際の執行が90%を超えているところであります。

 

 鈴 木 確かに、早期の発注について努力しているということは今の説明でわかるんだけど、繰り越しの理由として、先ほど何カ所もあったように、関係機関と調整のもとにと言っているんだけど、多いというふうな感じがしたけれども、具体的にどのようなことであるのか、まずお伺いをしたいと思います。

 

 治山林道課長 今の御質問は関係機関との調整が多いという御指摘でございますが、具体的にですが、南アルプス林道につきましては、今マイカー規制をやっておりまして、バスとかタクシーとかが通行しております。通行車両の安全に配慮して、11月の上旬まで通行していますので、それが終わってからと、安全上の配慮から発注が遅くなるということであります。

 それからもう一つは、河川区域内で施工する治山工事があるわけですけれども、それについては増水期ではなくて渇水期に工事を施工するという河川管理者との協議になりまして、やむを得ず発注がおくれるということ。それから、工法の選択とか計画上の話で国と協議をする必要がありまして、その協議に時間を要して発注が遅くなったというようなことが、関係機関との調整の主なものでございます。

 

 

鈴 木 これを見ると、要は、整備事業費の分だけで、あとは全部繰越明許になるよね。やっぱりこれ、昨年はどうだったかわからないけれども、同時期と比べて、繰越明許費に係る箇所数あるいは金額、これはどうなのかな。

 

 治山林道課長 ただいまの御質問でございますが、昨年度の同時期の繰越明許費の計上につきましては、件数ですと12件でございまして、金額は4億4980余万円ということになっております。今年度、今回につきましては、件数ですと1件ふえまして13件、金額は3億9371万円ということで、金額ですと5,615万円余ほど減額となっているところでございます。

 

 鈴 木 結局、去年の同時期との比較を今聞いたんだけど、いずれにしても、やはり結局、去年の同時期との比較を今聞いたんだけど、いずれにしても、やはりこういうふうな、毎年、繰越明許じゃないと、要は、やっていけないという言い方はおかしいけれども、予算がつかないという、予算的なものの中にはこういう方法しか、これが妥当ということでいいのかな。どうなのかな。

 

 治山林道課長 先ほどから、山間奥地でございますので、早期発注が森林環境部の方針でございますので、できるだけ繰り越し件数、それから、繰り越し金額ともに縮減をしていく努力をこれからもしていきたいと考えているところではあります。

 

 

 

鈴木みきお     E-Mail : fresh@festa.ocn.ne.jp

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